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ゼロ・エネルギー・ハウスの 高断熱の理由がこれだ!
なんだか 激しいタイトルですが、とどのつまりは ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウスの略でゼッチと読みます)住宅の断熱材のお話。
現在建築施工中の M様邸の断熱検査に立ち会いました。断熱材の検査は初めてったのでその感想なども交えてお話したいと思います。
まずは ZEH住宅とは?から。
すっごく簡単にいうと、高断熱や 太陽光発電等による創エネで、消費エネルギーをゼロに抑える住宅のことです。
自分で使う分を自分で補うってことですね。
そこに欠かせないのが 断熱性能。
断熱がスカスカだと いくら太陽光で発電しようともZEH住宅には認定されませんし、快適とは程遠いお家になってしまいます。
なので 高断熱というのは お家にとって絶対に外せない重要ポイントなんです。
でも 断熱性能をどうやって計測するのさ!? って思いませんか? 建ててから温度計持って「いざ実測!」なんてあるワケないし。
実際は建築前の図面の段階から始まります。躯体構造や窓の大きさや使用するガラス、建材や断熱材の種類のデータをつかって計算するんです。
その上で 断熱性のレベルが数字として出てくるんです。
その数値によって ZEH住宅として認定できるかベルに達しているか否か…ということになります。
まあ、最初から認定レベルになるように建材なども選んでいくんですが、その計算書をみるとなんだかすごく難しくて、『あ、なんだかZEH住宅ってすげえや』的な感覚になってきます。
計算した紙面上の断熱性能。
次はそれを実際にチェックする必要があります。
図面通りに建築しているかを第三者機関でチェックしてもらい、太鼓判を押して貰うわけです。
そうして迎えた 断熱材の検査。
この日は女性の検査官でした。きっちりヘルメット被って、赤い建物内用のズックが可愛かったです。
しかしやっぱり検査する人ですね、目が鋭い。
項目に沿って一つ一つ丁寧に確認作業をして見落としや欠陥がないかを隅々まで見ます。
表上だけでなく、床下も覗き込んでチェック。
当たり前のことかもしれませんが、確認作業ってこういうことだなと勉強になりました。
これは断熱材の厚さを見ていただきたくて撮った写真です。
ZEH仕様なので 断熱材も通常よりぐっと分厚いんです。これが天井から壁から床から隙間なくみっちり入っているんだと思うと、高断熱だということに何の疑問も浮かびませんよね。
もこもこの肌着の上に目の細かいセーター着て革のジャケット来てるようなものです。もう暑いくらい(笑)
ちなみにこれはグラスウール。
グラスウールはリサイクルガラスが原料で、壁や床や天井など、住宅の様々な部分に使用されることが多いです。
また不燃性で有毒ガスも発生しないので、地球環境にも優しい素材と言えます。
防音性も高いので、断熱材としてだけでなく防音材としても一役買っています。
不燃でコスパが高いので人気があり よく使用されますが 欠点として水蒸気が入りやすいので防湿施工が必須なんです。
そこで出てくるのが 薄ピンクのシート。 これがその防湿シートです。
繋いだ部分を幅広くとって湿気を通さないようにしています。
どんな隙間も逃さず 家の隅々まで チェックの上のチェックをし、鋭いまなこに背筋を伸ばしつつ結果を頂戴いたします。
受からないときは 再検査・・・・ チーン
合格するまで次の工程に進むことすらできません。
社内の人間ではない 第三者機関の検査を受けることで 凡ミスや一定基準をクリアした正しいお家を建てることができます。
太陽住宅総合研究所では 全ての新築工事に対して、こうのような検査を項目や施工段階ごとに 完成までに最低5回。国の検査も2回。さらに社内の検査もあるので全部で合計10回近くします。
全ては お客様に安心して住んでいただきたいからこそですし、当社の建てるお家に自信があるからこそです。
お金に糸目をつけなければ どれだけでも良いお家を建てることはできますが 一般的に糸目はつけますよね(笑)
いい家を できるだけお値打ちに。
簡単ではありませんが この思いは変わりません。
今回は社長のお話ができなくて 残念。
次回にご期待ください(笑)