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どんな災害からも 家族を守る方法

2022年4月24日

今後 30年のうちに大地震が来るかもしれないって聞いたことありますよね。

聞くたびに私はすごく不安になります。
今の生活環境が どうなってしまうのか、寝る場所・食事・家族の安否
おそらく プライベート空間や安らげる場所なんてなくなってしまう。

かけがえのない思い出や 家族の命もすべて失ってしまうかも知れないと思うと 不安しか感じません。

できることなら雨風をよけ、暖を取れる場所だけでも確保したいと思うのが本音のところ。
贅沢かもしれませんが、やっぱり避難所生活はしんどいだろうなと思います。
もし 自分や家族が倒壊した家の下敷きになってしまったら・・・

非常用の持ち出し袋を用意したり
避難場所を確認したり、そういった対策って
家が倒壊したり火災になったりを想定して 自分の家から 出ていくことが大前提になっていますよね?

でも 人はいざというとき、すぐに『逃げる』という決断ができません
心理的に ここまでは来ないだろうとか、まさか大災害にはならないだろうとか
勝手に都合の良い解釈をして その場に留まってしまうんです。

災害時に 被害が大きくなる原因の一つですね。
じゃあ、家自体が まるで避難シェルターのようにあなたとあなたの家族を守る事ができたら?

そんな 頼もしいお家があるんです。
それが『 防災住宅 』

簡単に言うと 鉄筋コンクリート(RC造)のお家。

この『防災住宅』は鉄筋コンクリート(RC造)といって、
骨組みした鉄筋のまわりにコンクリーを流し 壁や床、屋根などのパーツを造って組み立てるタイプのお家です。
(その鉄筋コンクリートのパーツを製造する工場に遊びに行った様子 工場見学したページは後日UPします)

一般的にRCの家は頑丈だと言われています。
じゃあ、どのくらい頑丈なのか?

阪神淡路大震災では 被災地に建つ495棟は ガラス一枚も割れなかった
新潟県中越沖地震・能登半島地震・熊本地震でも 全壊どころか半壊、一部損壊さえもなし
あの東日本大震災でも あの津波にも流されずに残っていたという。

地震や津波だけじゃない
土砂の震災にも強い。

覚えていますか、2016年の広島土砂災害。
あの2㍍の土砂を受けても流されず崩れずに耐え 下流の住宅街をも守り 防波堤の役割まで。
当然 火災だってへのかっぱ。
燃えたくても燃えないから 隣家が全焼する火災のときも 防災住宅は外壁の修繕だけで済んでしまう。

まじ驚愕。

でも なんで普及しないの?なにか大きなデメリットがあるのでしょうか?

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RC造のデメリットとしてよく見るのは

・工期が長い
・湿気がこもる
・コストがかかる

これ、どれもちょっと古い情報です。

・工期が長い
木造よりも工期が長いのは正解ですが、当たり前だと思いませんか。
鉄筋を組み、コンクリートを流して乾燥させてパーツを作るんです。木材をカットするよりも時間がかかるのは当然です。
ただ、この『防災住宅』は 工場でパーツを作って 現場で組み上げます。
現場でコンクリートを流し込むのとは違い、工場で生産することですべてのパーツ品質を均一に保ち、その高品質が保証された資材を現場で組み立てます。ですから 現場や職人のウデの違いによる出来上がりの差もなく、工期も以前よりも大きく短縮されています。

 

・湿気がこもる
RC造のコンクリートは温まりにくくて冷めにくいのが特徴です。いわゆる気密性・蓄熱性が高いのです。
その裏返しとして 湿気がこもって結露などが起こると言われています。
そのため『防災住宅』は二重壁四層構造を採用しています。冷蔵庫みたいな感じです。
構造体と断熱材が密着して一体化することで「内部結露」の心配もない。
冷蔵庫って 外は外の空気の温度・中は中の空気の温度をがっちり隙間なく遮断していますよね?
(2025年からの省エネ基準義務化により断熱性の高い住宅は不動産の担保評価でも有利になる可能性もあります。
結露しにくいことで住宅の劣化が抑えられ、建物の長寿命化が期待できるからです。)

 

・コストがかかる
これは あながち間違ってはいません。
RC造はコンクリートと鉄筋なので重いですよね。それゆえ必然的に地盤改良・基礎工事が大変重要となります。
木造とRC造の違いで地盤改良の費用がかかってきます。
また一般的な木造住宅づくりにはない、鉄筋工・コンクリートなどの専門職者が必要となり、手間と工賃かかります。

ですが これは建築時だけの一時的なものなのです。
RC造特有の 耐久性・耐火性・気密断熱性により
・メンテナンスも少なく
・シロアリなどの被害も少なく
・暖房光熱費も抑えられ
・火災保険料も安い

長く住む家です。長い目で考えて払うお金の総額からすると
RC造のほうが明らかに コストパフォーマンスはよいのです。
最初にこそ費用はかかりますが、後々のランニンコストが抑えられます。

災害の多い沖縄で被害を聞くことはまずありません。
それは沖縄県においてのRC造割合が非常に高いからです。
日本は地震大国だと言われています。
過去の大震災におけるRC造建築物が倒壊・崩壊したケースの少なさを目の当たりにすると、
防災住宅が誇る「壁式鉄筋構造(※)」の頑丈さは まさに頂点なのかもしれないと思うんです。

※壁式鉄筋構造とは基本的に壁で荷重を支える構造のこと。
柱や梁が少なくて済むので空間を自由に広く使える。またコストも抑えられ強度もあるため低層・中層住宅に向いている。

まだまだ この防災住宅について お話したいことは山ほどあるのですが
本日は ここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
工場見学の様子もお楽しみに !

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