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2×4(ツーバイフォー)住宅が地震に強い理由とは?

2018年11月20日

地震に強い理由は六面体で支える一体構造

世界の中でも有数の地震国である日本。
その日本において、住宅の耐震性は重要な基本性能です。
日本でツーバイフォーの住宅が増えている大きな理由の一つはここにあります。

ツーバイフォー住宅は、床・壁・屋根が一体となった6面体のモノコック構造です。
地震の揺れを六面体の建物全体で受け止め、力を分散・吸収するので、一部分に負荷が集中することを防ぎ、地震に対して抜群の強さを発揮するのです。

また、床・壁・屋根に使われている面(パネル)自体も、ツーバイフォー住宅の耐震性に大きく役立っています。
地震によって受けた力を分散・吸収すると共に、建物のねじれを防止し、変形や倒壊などを防ぐ機能を持っています。

さらに、ツーバイフォー住宅は、使う部材や釘の本数、接合金物の止め方などなど、その全てが規格化されています。
つまり、家の大きさや建築費に関わらず、一定の耐震性が確保されるということです。

度重なる大地震でも、ツーバイフォー住宅は強かった

阪神・淡路大震災、新潟県中越地震。
上記2つの大震災の調査対象戸数は合わせて9,673棟ですが、ツーバイフォー住宅は、いずれも全壊はありませんでした。
阪神・淡路大震災で半壊した2棟に関しては、地盤の液状化などによるものです。
新潟県中越地震では半壊もありませんでした。
2つの大震災では、液状化や隣家のもたれかかりなど、本来の地震による被害以外を除いて考えると、「特に被害無し」「当面補修なしでも居住に支障はない」という結果が97%を占めました。
構造上、地震による建物の揺れが比較的小さいため、家具の転倒や、屋内での負傷事故も少ないです。

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