家を建てることを検討中の方は、まず土地探しから始められる方も多いのではないでしょうか?
「広い土地が良い!」「少しでも安い土地を探したい」「買い物に便利な場所じゃなきゃ!」などなど、大きな買い物だからこそ、少しでも良い条件の土地を選びたいですよね。
ですが、理想の条件をリストアップしていざ探し始めてみたけれど、希望の条件に全て当てはまる土地を探していては、土地探しだけで何年も経過してしまい、肝心の家づくりの前に疲れ切ってしまいます。
理想の条件に全て当てはまった100点の土地は、まずありません。
条件に優先順位をつけて、60点くらいの土地を買おう!という気持ちで土地探すことが成功の秘訣です。
そこで今回は、どの条件を優先したら良いか迷ってしまった方に見てほしい「5つの重要なポイント」をご紹介していきます。
土地を選ぶ上で、非常に重要視する方が多いのが住環境についてです。
建物は最悪お金をかければリフォームなどで変えることが可能ですが、環境を変えることは中々出来ません。
住環境を確認するには実際に現地に足を運んでみるのが一番ですが、どこを見ればいいか分からない方の為に、特に見てほしい部分をご紹介します。
車をお持ちでない方は特に重要な駅までの距離。
不動産の表記では、駅までの距離を「1分80m」で計算しており、当然信号などの待機時間はそこに含まれていません。
もし駅までの距離をかなり重視している場合、実際にかかる時間を把握するために、必ず現地から駅まで歩いてみることをオススメします。
電車を利用することが殆ど無く、閑静な住宅街を希望する方は、この点については気にする必要がありません。
奥様の毎日のお買い物や、役所などでの手続き、病気になった時すぐ病院まで行けるか。
お子さんがいる場合は保育園や学校までの距離も重要になってきます。
現状で不便を感じていなくても、将来的に不便になる可能性も考えられます。
将来を見据えた上での土地選びが大切です。
隣家との兼ね合いにより、日当たりや風通しに影響を受けることがあります。
また、隣の建物との距離によっては、窓やバルコニーなど、プライバシーに影響するので要チェックです。
土地の前の道が、通勤時間帯等に抜け道として使用されている場合、騒音や車の排気などが気になる場合があります。
近隣にスナックや居酒屋など、深夜営業のお店がある場合、夜遅い時間の騒音や悪臭なども気にならないか確認しましょう。
可能であれば、「この辺りに住みたくて土地を探しているんです」と、近隣の方に挨拶がてら生活環境を訪ねてみると、不動産情報では得られない貴重な意見が聞けるかもしれません。
土地は量産できる製品と違い、一つ一つが唯一無二。
駅から近く、周辺施設も充実している、いわゆる「いい土地」などは、当然人気に比例して土地価格も高くなります。
条件の良い「いい土地」は、価格が下がりにくく、(すぐ隣に高層マンションが立ち、日当たりが悪くなった、など余程の理由がない限り)売る時も買ったときと変わらない価格で売れることが多いです。
まずは建物を含めた総予算をしっかり出して、土地と建物それぞれにどの程度お金をかけるか、優先順位を考えてみましょう。
土地は広々としていたほうが良いのは当然ですが、資金には限りがありますよね。
なので、最低限どれだけの広さが必要なのか考えてみましょう。
住宅金融支援機構の調査によると、注文住宅の敷地面積(土地全体の広さ)は全国平均で249.1㎡。建物各階の床面積を合計した面積(延床面積)は128.2㎡です。(住宅金融支援機構の調査結果)
目安として覚えておくと役に立つかと思います。
また、どのくらいの広さが良いか考えるに当たり、「家族構成」が大きなポイントになってきます。
お子さんの多いご家庭、ご両親との二世帯同居、家族の人数・年齢等により、適した土地の広さは違ってきます。
一般的に、ご家族のどなたかの個室として、6畳の部屋を1つ増やした場合、収納スペースも込で約10~12㎡増えると言われています。
お子さんのいるご家庭では、学区によって希望のエリアを決める方が多くいらっしゃいます。
「転校させず、今の学校にそのまま通わせたい」「ここの学区は学力が高いエリアだから、ここにしたい」などなど、様々な理由で学区にこだわりをもつ方は多いです。
注意したいのは学校の近くの場所でも、その学校の学区とは限らない事です。
公立の小中学校は、住んでいる場所から通うべき小中学校を指定されており、必ずしも家から学校までの距離で決まるとは限りません。
学校の統廃合などがなくても、学区が急に変更になることもありますので、必ず市町村のサイトで確認しましょう。
一般的に南東の角地が良いと言われていますが、その他とどういった違いがあるのか分からない方も多いのではないでしょうか?
それぞれのメリット・デメリットを下記にまとめましたので是非参考にしてください。
■メリット
■デメリット
■メリット
■デメリット
■メリット
■デメリット
■メリット
■デメリット
いかがでしたでしょうか?
上記の5つの中で、3つが理想的な条件の土地であれば、「住めば都」になると言われています。
土地はこだわればこだわるほど時間と労力が掛かります。
決して小さな買い物ではないので、希望条件をしっかり絞り、優先順位を決め、妥協できる所は妥協するという柔軟性が必要になってきます。
建物と違い、どこを見たら良いのか分かりづらいですが、周辺環境などをしっかりと見て、条件とマッチするか自分自身で確認するのが土地を選ぶにあたって大切な部分です。
今回ご紹介したポイントを役立てて、満足のいく土地を見つけてください!