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オマケありますが 期待しないでください。工場見学レポート。

最初に お断りいたしますが、工場見学を遠足気分で参加したのは私だけです。
一緒に参加した社長はきちんと真面目な顔して 工場を見て回り、真面目な顔して説明を聞いていました。

趣味の傾いた私の視点での工場見学のレポートです。

サブタイトルをつけるなら…

こんな工場参加者はイヤだ みたいな感じになるのかな 笑

【小牧市にある 鉄筋コンクリート工場 見学してきました】 

別ページにもUPした『防災住宅』
これは 鉄筋コンクリートが躯体の 超頑丈なお家です。鉄筋コンクリートを 工場で生産して現場に持っていく。
現場では組み立てるだけなので パーツの質が均一に保てることに加え、スピーディーに施工できるんです。

で、今回の工場見学は その鉄筋コンクリート生産中のこちら。

ちょっと小雨が残念ですが、私は いつもなら入れない工場にしれっと入場できることや、目に入ってくる大きな機械の数々に わたしのテンションはうなぎのぼりでした。

こんな風景に萌え。
この丸いやつの中に何入ってるんでしょうね。
なんで丸いんでしょうね。
面白いですね。ワクワク。

一応 顔は真面目なふりをして
最初に ご挨拶や会社概要説明などイントロダクションを拝聴します。

こちらの社長様の熱い想いと 真面目なお人柄が そのお話から十分伝わり、ますますますます期待が大きくなります。

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ようやく 見学スタート

敷地は 16,000坪と広大です。
数々の建物の中には 鉄筋加工・コンクリート生成・実験室や ストックヤード。
今日は ポイントとなる箇所だけを効率よく見て回ります。

まず 最初は鉄筋枠にコンクリートを流し込み生成するエリア。
コンベアーに乗せられた鉄筋は ベッドの硬めのマットレス的な感じがしなくもなかったです。
さすがにくるくるしたスプリングはないですが、その形がね。

コンクリートをこの枠に流し込むところ、非常に面白かったです。
どっちゃり、まさにどっちゃりな山盛りのコンクリートが 細かーい振動によって
みるみる枠に吸い込まれていくのは いつまで見ていても飽きなかったですね。

また その作業している方の手慣れた感じや 阿吽の呼吸も素晴らしかったです。

この 工場見学に参加された方々も真面目に見ていましたね。

社長も。

流し込む型も 様々です。
いわゆるオーダーメイドでどんな形のパーツも作れるんですよね。
直線・曲線織り交ぜて 木材ではできないような自由度の高い建築物ができるんです。

コンクリートの家って 無骨で冷たくて 面白みがないイメージがありますが、
そんなこともないんですよ。
イメージしやすい例えとしてあげられるのは 美術館や博物館。
こういったアート感覚の高い建造物にもRC造が用いられることが多いです。

木造建築だったら 構造上必要な柱も、RC造なら柱無しでイケる。
空間をより広く取ることが可能なんですね。窓の開口も同様に大きく開けることができます

RC像は頑丈さゆえ 造形の可能性の幅が広いんですね。

さて次は 鉄筋コンクリートの鉄筋のエリア。

先程 コンクリートを流し込んだ枠を作るのがこの鉄筋。
太さ 長さ 凸凹具合もさまざまです。
これらの ハイパーストレートな鉄筋を切って曲げてくっつけていきます。

遠目にも 鮮やかな青い火花を飛ばしながら溶接する職人さん。

ちなみにこのマスク、すっごくカッコ良くて、何度も写真撮ったんですが、
手ブレがひどくて取れなかった…。残念です。

派手派手の 炎のデザインがカッコよかったです。

マスクを一生懸命写真に収めようとしていたら、知らぬ間に団体から置いて行かれてしまい、
工場の方から さっさと先に行くようにやんわ~り急かされてしまいました。

このあたりから 私の見なくてもいいところ見たい虫が抑えられなくなり、
今回の見学内容とは全く関連のない 「ナニコレ何なの?」みたいな写真も撮り出します。
が ちょっとアレなので 最後のおまけにしました。

コースに戻りまして

鉄筋を組んだ枠にコンクリートを流し込んで高温スチームにより固めます。
同じ条件で同じ様に生産されるこれらのパーツは
どれも同じ高品質で出来上がってきます。

通常 建築現場にてコンクリートを流し込んで生成すると、天候に左右されたり、職人さんや現場ごとに出来の質がブレることがあります。
ここではすべてをこの工場で管理生産することで均一の品質が保たれ、しかも時間も短縮されるんですね。

なのでRC造は時間がかかると言われていますが、ここでは それは当てはまりません。

広い工場内、あちこちに出来上がった製品のストックが積んでありました。
則面からその均一な詰まり具合も見ることもできました。


個人的には こういった大きな物が寸分違わずぴっちり積まれている感が好きなんです。
ビッチリ ギュウギュウなほどじっくり見入ってしまう。

こんなの。 あぁ面白いね 楽しいね。

はい、戻りますね。

最後に 拝見したのは コチラの試験室。

験の字から 時間の重なりを感じますね。
ここで 実際つくった部材の品質を測るんです。毎日数回だそうです。
手は抜かずに 毎日毎日測ります。

機械にかけて 圧力をかけ崩壊ギリギリの数値を測ったり そのコンクリートの粘度がどのくらいなのかを測ったり。
説明をしてくださった 落ち着いた担当者の方のメガネの奥の目が そのとき一瞬 するどく光った様な気がします。

一通り見学コースが終わりました。

とにかく 鉄筋を芯にしてコンクリートを流し込み、作ったパーツを現場へ持って行き 現場で組み立てる。
このあたりは 木造のツーバイフォー工法も同じです。
木材は カットしたを組み立てて
コンクリートは生成した鉄筋コンクリートを組み立てる。

おなじように聞こえますが、その躯体強度は比べ物になりません。
お墨付きとして
2021年防災グッズ(住宅部門)大賞受賞 も果たし、
『防災住宅』が天災時のシェルターの役割も果たせる実力があることを証明しています。

ここまでが今回の工場見学です。
実は RC造のこと、あんまり分かっていませんでした。
言葉のリズムだけは楽しくて 鉄筋コンクリートがどんなものなのかを知らなかったんです。
コンクリートと鉄筋コンクリートとの違いも気にしていなかったし
鉄筋コンクリート造(RC)と鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)の違いも知らなかった。
住宅には鉄筋コンクリート造(RC)が使用されているのも初めて知りました。
ちなみに 高層マンションなどには 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)なんだそうです。

この見学に参加して、鉄筋コンクリートの利点は強度だけじゃなく

耐震 耐火 遮音 耐久、そして 遮熱

加えての 自由度の高い間取りが可能だと知り、

今までの「家は木造が当たり前だ」という概念は捨て去るべきだと改めました。

木材の持つ良さも捨てがたい
RC造の屈強さも欲しい

これからお家を建てる方は 悩むところだと思いますが、

事実として
この鉄筋コンクリートは 建築物のてっぺんに位置する構造だといえるのではないか ということです。

生きていくことを大前提に考えなければなりません
いつ起こるかわからない天災災害大地震

省エネ住宅義務化もすぐこそです。

賢いあなたはきっとRC住宅を今から調べるはず。

ぜひ この『防災住宅』 を選んでください。

押し付けはしませんが、オススメします。

 

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では ここから おまけ。

工場見学の合間に 私の興味オンリーの目線で撮った写真です。
まったく住宅やRC造との関連はないと思いますが、
こういうところを 工場見学の際に見てみると
また違った面白さがありますよ

という こじつけみたいな ご提案です(笑)
ご興味ある方だけどうぞ。

 

最後まで ご覧いただき ありがとうございました。