家づくりにおいて大切なものは、柱や壁など構造だけではありません。
その構造自体を支えている地盤もとても重要です。
今回はその地盤についてご紹介していきます。
日常生活ではまず出てこない言葉なので、そもそもどういうものなのかご説明します。
土地と呼んだり、地盤と呼んだり、どちらなのか少し混乱してしまいますよね。
どういう線引きで呼び方が変わるのかと言うと、そこに建物を建てるかどうかです。
同じ場所でもそこに建物を建てようとする時には「土地」ではなく「地盤」と呼ぶことになります。
なにも建てられず、更地のままなら「土地」です。
要するに、同じ場所であっても見方によって呼び方が変わるのです。
家を建てる前に地盤調査をしっかり行ってもらいましょう。
一般的には家づくりをお願いしているハウスメーカーや工務店が業者に依頼して調査してくれます。
調査方法は大きく分けて3つあります。
広く一般的には最初に上げているSWS試験が用いられています。
住宅の地盤調査で使われる一般的な試験です。
手動、または機械を使って地盤の強さを調べます。
当社ではこちらの調査方法を採用しています。
地盤の強さを調べつつ、土のサンプルも取る調査方法です。
調査費用が高額で、主にビルやマンションの地盤調査に使われます。
地盤が強いか弱いかを判定する指標の1つ、土質がわかる新技術を使った調査方法です。
災害に備えるためには地盤が重要であると言われています。
では地盤が弱いと具体的にどんなことになるのでしょう?
まず、家の重さに耐えきれなくなり、家が傾いて地面に沈んでしまう可能性があります。
これを「不同沈下(ふどうちんか)」と言います。
不同沈下を起こしてしまうと、
などなど、様々な不具合が起きます。
また、土地と家の修復に、家と同じくらいの費用がかかってしまうこともあります。
同規模の地震が来たとして、地盤が強い場所と弱い場所で揺れ方は異なり、被害にも大きな差が出ます。
また、同じ建物であっても、建てた場所の地盤によって、地震による被害が大きく異なります。
そのことから、地盤が固くて強い出来るだけ揺れない土地を選ぶ、または、地盤が柔らかく弱いが堅固で倒れにくい建物を建てるなど、地盤を意識した家づくりをする必要があります。
知識がなくてもある程度、弱い地盤でないかチェックするポイントがあります。
自分で土地を探しており、地盤が気になるという方は、下記のリストをチェックしてみてください。